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ここ最近、ロードバイクにカーボンフレームが増えてきました。
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フレーム重量が軽く、乗り心地も良いカーボンフレームですが、落車や倒したりと横からの大きな衝撃がフレームに加わると、外観上は何も無いように見えても、実は内部で層間剥離をしている事があります。

カーボン(CFRP)製品はカーボン繊維(シート)をエポキシ樹脂を接着剤として、複数枚重ね合わせて成型しております。

横方向などから、大きな衝撃が加わると、重ね合わせてあるシートが内部で積層間剥離をしてしまいます。
塗装の割れなどで外観上から判別できる事もありますが、外観上からは全く判別が付かない場合も多く、層間剥離したカーボンは内部強度が落ちるため、そのままで使用されておりますと、突如フレームが破断する可能性があります。

また、層間剥離はねじれ方向の力が加わると広がる可能性がありますので、走行時にねじれ方向への力が加わる部分は注意が必要です。

カーボン(CFRP)製品の層間剥離を調べる方法は非常に難しく、コインタッピング(叩いた時の音の変化)での判別は、感覚による部分が大きいため経験にもよりますが、よほど大きな層間剥離をしていない限り判別は難しいと思います。

自転車産業振興協会では、超音波によってカーボンフレームの内部検査を行っており、先日、私(山本)は、カーボンの内部損傷を見つける講習会に行き、カーボンの層間剥離について学んできました。

その施設では、カーボンフレームの非破壊検査を有料で行っております。
検査費用は、1か所21,000円、フレーム全体52,500円と高額ですが、もし落車などでフレームにダメージを与えてしまい不安があるようでしたら、非破壊検査を受けてみるのも一つの手かも知れません。
その方が、精神安定状よいと思いますので・・・
検査は自転車店を通じての受け付けとなっておりますので、もし検査をされる事がありましたら、Speedまでお問い合わせください。

また、5月19日(日)に開催されるツアーオブジャパン堺ステージにて、自転車産業振興協会がブースを出展されます。
そこで超音波装置を使ってのフレーム検査を有料で実施されるそうなので、気になる方は行ってみるのも良いかも!

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